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うぇぶしまキーマスター
ユーザーMOD と 同時押しMOD の一番の違いは「同時押しの判定を行うか」です。
「Aキー+Bキー → Cキー」というキー設定をしようとした場合に、「Aキー+Bキー」の押し方にはいくつかのタイプがあります。
- ながら押し(通常シフト):まずAキーを押し、Aキーを押したままBキーを押す
- 先押し(前置シフト):まずAキーを押し、Aキーを離してからBキーを押す
- 同時押しシフト:AキーとBキーをほぼ同時に押す
この3つのうち、通常シフト と 前置シフト は必ずAキーを先に押さないといけません。Bキーを押した場合は、押した瞬間に(離すのを待たずに)Bキーの元々の機能が出力されます。
こちらの判定は単純で、「Aキーが押されている間に押したキー」または「Aキーが押された直後に押したキー」の機能を別のものに置き換える(Bキーを押すとCキーの機能になる)ことで完結します。この2つはどちらも「ユーザーMOD」を使います。一方、同時押しは厳密にはどちらが先に押されてもよいので、判定がやや特殊です。Aキーが先に押されてもBキーが先に押されても、直後にもう一方が押されて「ほぼ同時」になる可能性があるので、出力せずにしばらく待つ必要があります。この判定の違いが、ユーザーMOD と 同時押しMOD を分けている理由です。同時押しを使うには「同時押しMOD」と「同時キー」を組み合わせる必要があります。
[ながら押し(通常シフト)]
- 配列面や機能を切り替える上で、最も単純で分かりやすい(ShiftやCtrlの他、Vortex COREを含む各種キーボードのFnキーでも使われている)
- Bを押した瞬間に出力される(同時押しに対するメリット)
- Bを押すまでAを離せないことが高速化の妨げになることがある
- Cを連続で打つ場合には、Aを押したままBを繰り返し押せばよい
[先押し(前置シフト)]
- AキーもBキーも押した時点で機能が確定するので、キーを離すタイミングを意識する必要がない
- 直前にAキーを押したかどうかで同じ「Bキー単独押し」でも機能が異なる
- Cを連続で打つ場合には、A→B→A→Bと毎回Aを打ち直す必要がある
[同時押しシフト]
- ほぼ同時であれば良いので、2キーでありながら1打鍵のタイミングで打てる
- 時間が関わる判定になるので、同時と判定される境目がユーザーには分からない(今打ち間違えたな、とユーザーが気づけない打鍵ミスが起きる)
- Cを連続で打つ場合にAを押しっぱなしにもできる
さて、想定している利用シーンと使用例をご紹介します。
通常シフト は、「モード切り替え系」がメインです。「普段は英字配列だけど、無変換キーを押している間はカーソルモードになる」「Spaceを押しながら数字段を押すとF1~F12になる」のような使い方です。カーソルのように連続して押すことがあり、かつ押した瞬間に出力して欲しい操作には最適です。
前置シフト は、「月配列」など高速化を目指した日本語カナ配列で使われています。ローマ字入力も見方によっては前置シフトだと言えます(Kを押した直後のAは「あ」から「か」に機能が切り替わる)。
同時押しシフトは、「親指シフト」など、あるキーと同時に押すことで別のカナが出力される日本語カナ配列で使われています。同時押しを1ストロークと見なせば、日本語の発音に近いリズムで打鍵できます。pic891さんの用途の場合、まず単独押しを使うので前置シフトは使えません。通常シフトと同時押しシフトのどちらでも希望する操作は実現可能です。操作内容的に同時押しにする必然性はないので、ユーザーMODの通常シフトでの利用をお勧めします。
うぇぶしまキーマスター「NICOLA (専用キーボード)」をそのまま書き込んだのであれば、右親指の単独押しは[変換]になるはずです。以下をご確認ください。
- 配列面0の[変換]には[変換]がある(英字入力では変換キーがそのまま出力される)
- 配列面1の[変換]には[同時押しMOD1]がある(右親指キーとして動作する)
- 「同時押しMOD」タブの[同時押しMOD1]の単独押し機能には[変換]がある(右親指キーの単独押しでは[変換]が出力される)
空白キーは「NICOLA (専用キーボード)」では何も変更していません。かえうちを接続せずに直接ThumbTouchを接続した場合に空白キーとして動作するかご確認ください。
うぇぶしまキーマスターかえうち の出力の問題というより、IME(MS-IME、ATOK、Japanistなど)の設定の問題のようですね。
「かんたん設定」で[日本語OFF][日本語ON]のキー位置と出力が適切になっていれば、あとはIME側の設定で好みの動作に合わせていくことになります。うぇぶしまキーマスター右親指の変換が、一つずれて空白キーになっています。
右親指の単独押しが[Space]キーとして扱われるということですか?
右親指の単独押しはキー表記通り[変換]キーになっています。空白になるのだとすれば、IMEの設定や他のエミュレーションソフトに原因があるかもしれません。ご確認ください。英数切り替えができません。
[CapsLock/英数]キーの単独押しができなくなったことを指していますか?
[マクロA 英数]を他のキーに設置すればCapsLockは元の動作に戻ります。あるいは他の使わないキーをCapsLockとして機能させても良いでしょう。この辺りはご自身の好みや使い方に合わせて設定してください。うぇぶしまキーマスターカスタマイズモードの かえうち がPCに正しく認識されなかった(エクスプロラー警告: USBデバイスが認識されません と出た)ことで、初期設定がうまくいかなかった(更新が必要なデバイスが見つからなかった)ことが原因です。
相性や接触不良の可能性がございますので、まず再度試す、別のUSBポートを試す、(持っていれば)別のPCを試す、をしてください。キーボード側の問題ではないのでキーボードは変更不要です。
その上で同じ現象が繰り返されるようなら、マニュアル にある「Device Failed Enumeration」の問題に遭遇しているのかもしれません。こちらは解決策のご案内を準備中です。うぇぶしまキーマスター使うのがThumbTouchなのであれば、かんたん設定ではなく「NICOLA (専用キーボード)」を選択してください。[ひらがな]で日本語入力モード、[CapsLock]で英字入力モードに切り替わるので、IMEの設定もそれに合わせてください(macOS/iOSは設定不要)。
サンプル読み込み後に右上の「ALL」を「ThumbTouch」に変えると、実際のキーボード通りでキーの並びが確認できます。
うぇぶしまキーマスター親指シフトの「かんたん設定」の開き方が分からないということでしょうか? それとも項目の選び方が分からないということでしょうか?
開き方が分からないということでしたら、かえうちカスタマイズの上部にあるメニューから[開く]→[サンプル]とクリックし、[かんたん設定を表示]ボタンを押してください。
(「サンプル」の開き方は はじめに に画像付きで書かれています。)分からない項目があるようでしたら、どの項目が分からないか仰っていただければ解説いたします。
うぇぶしまキーマスターたしかに「G」にも同時キーを設定しないと一貫性のあるキー配置になりませんね。
うまくいったようで安心しました。うぇぶしまキーマスターありがとうございます。
まず添付していただいた配列で希望の動作にならない理由をご説明します。
かえうち では、キーがどのような機能/キーになるかはキーを押した時点で決定します。英字配列面でLAltを押しながらQ, Gと押した時の動作は次の通りになります。- 英字配列(配列面0)でLAltキーを押す(押したまま)と、LAltキーは[ユーザーMOD1]だと決定。LAltキーが押している間は配列面1が有効になる。
- Qを押すと配列面1の[マクロAかな]が実行され、配列面3が有効になる。
- Gを押すと配列面3の[同時キー(単独4)]なので、そのまま離すと配列面4の[ぎ]が出力される。
日本語配列面でLAlt+[G,Q]と押した場合も似たような事が起き、Qを押した時にはすでに配列面3が無効になっているので、配列面0の[Q]が出力されます。
さて解決方法ですが、英語→日本語については、ユーザーMOD1の配列面(配列面1)をより優先度の高い場所に設置すれば希望通りの動作になるかと思います(添付ファイル参照)。
一方、日本語→英語は副作用の無い解決は難しそうです。日本語側はLAltが同時押しMODなので、Qキーにも同時キーが必要です。配列面0に同時キーを設置し、単独押しの配列面に[Q]を設置すればIMEの切り替えは希望通りになります。
しかしQキーに同時キーを設置すると、普通にQを押す場合でもキーを離すかキーリピート待機時間が経過するまで出力されません。(幸い「Q」なので英語では頻度が低く気にならないかもしれませんが。)なお、同時押しの判定論理からすると、かえうちの設計側で解決するのは難しそうです。
Attachments:
うぇぶしまキーマスターやりたいことは理解できますが、他にどのようなカスタマイズをしているかで可能かが決まります。カスタマイズファイルを投稿に添付していただけますか?
うぇぶしまキーマスターsonoda0922 様に送付したメールに書かれたプロダクトキーで、実際にログインできることを確認いたしました。
以下を確認していただけますか?- 大文字・小文字、全角・半角は区別されます。
- 記号は省略しないでください。
- 余分な空白・改行・記号等が含まれないようにしてください。
メールに書かれたプロダクトキーを過不足無くコピーアンドペーストしていただければと思います。
- この返信は7年前にうぇぶしまが編集しました。
うぇぶしまキーマスターFMV-KB231/232はUSB接続なので、(他のキーボードと同じく動作保証はできませんが)おそらく使用できると思います。キーボードの認識さえされれば親指シフト設定も問題ありません。
ThumbTouchでは使用実績があるようです → [フォーラム] 富士通・富士通コンポーネントFMV-KB611/211などはPS/2接続ですので、PS/2-USB変換アダプターを介して使えるかは不明です。絶対不可能というものではありませんが、変換アダプターによっても動作が異なるので使える可能性はあまり高くなさそうです。
うぇぶしまキーマスター1) Mac版「かえうちライター2.0」が起動時に落ちて、エラー画面が表示されます。
現象確認しました。申し訳ございません。
正常に動作するものに差し替えました。2) 「かえうちカスタマイズ2.1」へのリンクがWebAppの「ソフトウェア」メニューに見当たりません。
カスタマイズのページから直接ダウンロードできるようになっていますが、WebAppからもダウンロードできるようにしました。
うぇぶしまキーマスター対応が遅くなり申し訳ございません。
かえうちパートナー for macOS ver.1.1 をリリースしたので、そちらでも試していただけますけ?
クラッシュを再現できたわけではありませんが、一部環境で動作しない問題の修正が入っているので、直る可能性があると思います。うぇぶしまキーマスターCtrl+GUI+Aキー、またはCtrl+Shift+GUI+Aキーが出力される
仰る通りです。
なお、WindowsではAltキーを離す操作に副作用があるのでご注意ください。[マニュアル]通常キー に記載があります。うぇぶしまキーマスター可変数レイヤーではレイヤーを追加する作業を行うことで,追加レイヤーに注意が集中しがちです.レイヤーの有効化・無効化というのもすんなりと理解しやすいと思います.
なるほど。それは確かに一理ありますね。
それにPhotoshopの場合はレイヤー有効/無効での効果がすぐに見られるというのも理解に寄与しているのでしょう。解決にはなりませんが、マニュアルに「Photoshopのレイヤーに似ている」という文言を追加してみました。
「ごく単純」か
感覚が麻痺しているのかもしれませんね……。
まぁでもたった2つのキーバインドすら満足に実装できないようでは、良い設計とは言えないのでしょうね。透過設定で済むところも定義しちゃっていた箇所が多数あったのではと思います.
ユーザーにとって分かりやすいことが重要なので、まったく問題ないと思いますよ。
うぇぶしまキーマスターPhotoshopはレイヤー数可変,かえうちは固定という違いはありますけれどもね.^^
それは本質的な違いではありません。レイヤーの概念という点では、32は十分大きな数字だと思います。
イマイチ実現できないという具体例が思い浮かばない
[無変換+A]→[F1]、[変換+S]→[Home]に設定したいと仮定します。これはユーザーMODで実装できます。
- 配列面0:QWERTYキー配列
- 配列面1:[無変換]を押している間の配列面(ユーザーMOD 通常シフト)[A]に[F1]を設置
- 配列面2:[変換]を押している間の配列面(ユーザーMOD 通常シフト)、[S]に[Home]を設置
ここで「『入っている』レイヤーからレイヤー0に向かって参照して一番近くのレイヤーで設定されているキー定義を実行する」という動作だとします。
[変換+S]を押したときは、配列面2の[S]に[Home]があるので[Home]が出力されます。これは問題ありません。[無変換+A]も問題ありません。
では[変換+A]を押したときはどうでしょうか? 配列面2の[A]には何も定義されていません。次に配列面1の[A]には[F1]があるので、[F1]が出力されます。
[変換+A]は普通に[A]が出力されることが期待したはずですが、意図しない出力となってしまいました。これを回避するには、配列面2のAキーに[A]を設置する必要があります。配列面1に追加があれば2にも追加、配列面0への変更を2にも反映。使う配列面が増えたらさらに煩雑です。無理ではありませんが、これをやるなら「透過」の概念自体捨てた方が良さそうですね。
うぇぶしまキーマスターOS上で押されているキーを参照できるソフトウェアを使えば、OSがどんなキー操作を受け取っているかを見られると思います。
かえうち にはキー入力以外の表示手段がないので、それを かえうち 側でやるのは大変そうだと思います。うぇぶしまキーマスター実装が困難なのではなく、論理的な定義が難しいことに問題があります。
例えば、- Ctrl押下で参照するレイヤーで「修飾キーを押している間 有効になる配列面」のAlt参照レイヤーを別に設定
- Alt押下で参照するレイヤーで「修飾キーを押している間 有効になる配列面」のCtrl参照レイヤーを別に設定
が別々の配列面に設定されていたら、どちらを参照すべきか不確定ですよね。さらに Ctrl-Alt-Win-Shift-○ であれば24通りの参照ルートになってしまいます。
判定が一意になり、かつ人間に理解できる論理構造となると、現在のような設定の方が適切だと思います。うぇぶしまキーマスターこのキー配列設計ではCtrlとShiftを押しながら配列面の切り替えを行うことになります。マクロが実行される間もCtrlとShiftは押されたままですから、マクロ実行中もすべてのキー操作にCtrlとShiftが付いたままになります。例えば「マクロA5」で実際にシステムが受け取るのは、[Ctrl-Shift-無変換][Ctrl-Shift-英数]となります。
ATOKではCtrlやShiftが押されているかどうかで動作を分けることができます。デフォルトでは[Ctrl-Shift-英数]や[Ctrl-Shift-無変換]などは「何もしない」になっていると思います。
対処法は2パターンあります。
[かえうち のカスタマイズで対処する場合]
マクロに設定されている無変換や英数などのキーを、(添付画像のように)Ctrl・Shiftを「外す」に指定したキーに変更してください。
詳しくは[マニュアル]通常キー の「修飾キーの指定」をご覧ください。[ATOKの設定で対処する場合]
Ctrl-Shift-無変換 などの該当キーの設定を、修飾キー無しの設定と同じにしてください。Attachments:
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