マクロ

マクロとは、一つのキー操作に対して、複数のキー入力を行ったり、LEDの点灯や配列面操作などを一気に行う機能のことです。

マクロの種類

かえうち には、マクロA, マクロB, マクロCの3種類のマクロが用意されています。いずれも機能は同一です。(ファームウェア 1.8 以前はマクロの長さがそれぞれ 8, 32, 128 に固定されています。)

マクロの長さ [ファームウェア 2.0 以降]

A, B, C の各マクロの長さはそれぞれ7段階から選択できます。マクロの長さによって、使用できるマクロの個数が変動します。

マクロの長さ マクロの個数 キーリピート
2 256
4 128
8 64
16 32
32 16
64 8
128 4

 キーリピート

マクロの長さが8以下の場合はキーリピートが有効となります。マクロを割り当てたキーを押し続けた場合は、マクロに設定した機能が繰り返し出力されます。

マクロの長さが16以上に設定されたマクロは、(実際に設定されているマクロの長さが8以下であっても)キーリピートしません。

[廃止] マクロA 0~2

ファームウェア 1.8 以前では、マクロAの0~2には特別な名前が付けられていました。単に割り当てを分かりやすくするための別名です。ファームウェア 2.0 以降では通常の数字表記に変更されました。

マクロ番号 別名 想定する使用目的
マクロA 0 マクロA 全/半 IMEのトグルを想定
マクロA 1 マクロA 英数 IMEのOFFを想定
マクロA 2 マクロA かな IMEのONを想定

マクロに設定可能な文字/機能

コード種類 使用可否
通常キー *1修飾キーの指定含む。
記号
かな
LED
配列面操作
 同時押しMOD ×
 同時キー ×
ユーザーMOD
(通常シフト)
×
ユーザーMOD
(前置シフト)
マクロ*2マクロの入れ子。 ×

設定方法

キーボードに設定する手順と同様に、コード一覧から好きな内容を配置してください。マクロは左から順に実行され、無効に到達した時点で終了します。

注意点

修飾キーの設置

マクロでは、各キーを押して離す出力を順々に行います。したがって、ShiftF1を設置したマクロを実行しても Shift+F1 にはなりません。実際の出力は[Shiftを押す → Shiftを離す → F1を押す → F1を離す]となります。

Shift+F1 のような修飾キー付きのキー操作を使いたい場合は、マクロではなく[マニュアル]通常キー の「修飾キーを指定」機能を使ってください。

なお、マクロ内でも修飾キーを指定した通常キーを設置できます。

長いマクロの処理

マクロ処理を実行している間はキー操作不能になります。数文字程度であれば一瞬で終わるので実用上問題になることはありませんが、マクロB/Cを使って長い文字入力を行うと、その間何もできなくなります。実際に実行してみて利用するか検討してください。

注釈   [ + ]

1. 修飾キーの指定含む。
2. マクロの入れ子。