かえうち の同時押しは、同時キーと同時押し
MODを同時押しすることで、同時押し
MODに指定された配列面に切り替えることが基本動作です。(同時押しMODの設定 参照)
この方法だけで、NICOLA配列や飛鳥カナ配列などの一般的な「同時押しシフト系キー配列」は実現可能です。
かえうち では、さらに発展的な機能として同時押し
MODと同時押し
MODを一緒に押すことにも機能を割り当てられるようになっています。
ただし設定方法は複雑かつ分かりにくいです。ご了承ください。
2種類の打鍵方式
同時押し | ながら押し |
---|---|
同時押し MOD 0と同時押し MOD 1を同時に押した場合に機能を割り当てる。 |
同時押し MOD 0を押しながら同時押し MOD 1を押した場合と、 同時押し MOD 1を押しながら同時押し MOD 0を押した場合に、それぞれ別の機能を割り当てる。 |
同時押し
同時押し
MOD 0と同時押し
MOD 1を同時に押した場合に機能を割り当てます。厳密にはどちらかが先に押した/離したとしても、ほぼ同時であれば「同時押し」となります。
ながら押し
押す順序によって別々の機能を割り当てます。
- 同時押し
MOD 0を押しながら同時押し
MOD 1を押した場合(緑) - 同時押し
MOD 1を押しながら同時押し
MOD 0を押した場合(青)
判定ロジックの細かい違いについては後述します。
設定方法
Spaceと変換を親指シフトキーに設定した場合を例に、設定方法を紹介します。2種類ともほぼ共通の方法で設定します。
配列面0には、Spaceに同時押し
MOD 0、変換に同時押し
MOD 1が割り当てられています。
同時押し
MODはそれぞれ配列面2, 3に切り替えるよう設定します。単独押しに機能を割り当てることも可能です。
同時押しMOD 0 の配列面
まずは同時押し
MOD 0を押したときの設定を見てみましょう。同時押し
MOD 0と同時に押したときは配列面2を参照します。
ここで注目して欲しいのは変換キーの位置です。変換キーの位置にはEnterが割り当てられています。このように設定すると、
- 同時押し
MOD 0を押しながら同時押し
MOD 1を押すとEnterが出力される
という意味になります。
同時押しMOD 1 の配列面
もう一方、同時押し
MOD 1との同時押しでは配列面3を参照します。
今度はSpaceキーの位置にBack
spaceが割り当てられていますね。このように設定すると、
- 同時押し
MOD 1を押しながら同時押し
MOD 0を押すとBack
spaceが出力される
という意味になります。
「ながら押し」ではなく「同時押し」に設定するには
上の例のEnterとBack
spaceを設置した場所に割り当てられたキー/機能が同一だった場合には同時押しとして判定するように設計されています。
「ながら押し」と「同時押し」の違い
「同時押し」は単に「ながら押し」を双方向に設定しているだけだと思われるかもしれませんが、ロジックは異なっています。
ながら押しの判定は、2キー目を押した時点で行われます。同時押し
MODを押した瞬間に別の同時押し
MODが押されていれば、設定したキーを出力します。
一方同時押しの判定は、キーを離した時点で行われます。図の例では、同時押し
MODの重なり部分(同時に押していた時間)が短いので「同時に押した」とは判定されず、「同時押し」の機能は出力されません*1単独押しの機能を設定している場合は、それぞれの単独押し機能が出力されます。。
用途に合わせてどちらのタイプを利用するか検討・試用してください。
注釈
1. | ↑ | 単独押しの機能を設定している場合は、それぞれの単独押し機能が出力されます。 |